一口齧れば、芳醇な香りとジューシーな味わいが広がる、魅惑のバタースイーツ。こっくりした味わいを求める冬にこそ食べたくなりますよね。
今回は、2022年度の最新版のおすすめバタースイーツをバターマニアの長尾さんにご紹介して頂き、ランキング形式で発表!年末年始や冬休み、今年の自分のご褒美としてバタースイーツを味わってみては?
長尾絢乃
バターマニア
畜産系大学を卒業後、観光牧場、製菓材料販売、バター菓子の会社などで勤務。今まで食べたバターの種類はなんと150種以上! 「マツコの知らない世界」など、TVやラジオ、雑誌などでバターの解説を行う。
「近年トレンドのバタースイーツ。特にバターサンドが人気で増えてきていますね。間に挟まれたバタークリームのバリエーションが増えてきたり、コンビニやスーパーで気軽に買えるようになったりして、スイーツ界にどんどん浸透しています!」
※ランキングは編集部独自の基準です。
【1位】エシレ・パティスリー オ ブール「サブレ サンド」
【2位】小岩井農場「小岩井農場物語 純良醗酵バターケーキ」
【3位】中尾清月堂「ホットドラバター」
【4位】フェルム ラ・テール「北のごちそう バターチーズサンド」
【5位】beillevaire「ケーク・グルマン (バタークリーム)」
【6位】アンジェココ「元祖バターケーキ」
【7位】もりもと「雪鶴〈ゆきづる〉プレミアム」
【8位】Fairycake Fair「フェアリークリームウィッチ レーズン生バターサンド」
【9位】シェ・ヤマモト「大吟醸バターサンド」
【10位】Butters「クラフトバターサブレ」
映えあるNo.1バタースイーツは、フランス産A.O.P.認定発酵バター「エシレ」のお菓子専門店「エシレ・パティスリー オ ブール」の逸品。しっとりした食感のサブレ生地で、エシレ バターをふんだんに使ったふわふわバタークリームを挟んだサブレ サンドです。
長尾さん「サブレにもクリームにもエシレ バターをたっぷり使用した、究極のバタースイーツです! 口どけ軽やかで、後味がもったりしないのもポイント。ゆっくりと贅沢なひと時を楽しみたい方におすすめです」
【商品詳細】
・サブレ サンド (ブール、ラムレザン、ピスターシュ、ノワゼット)/エシレ・パティスリー オ ブール
・価格:各357円(税込)
※ノワゼットは新宿店のみ
※実店舗でのみ購入可(「エシレ・パティスリー オ ブール」新宿・渋谷・池袋・横浜・名古屋店)
About Shop
エシレ・パティスリー オ ブール 渋谷
東京都渋谷区渋谷2-24-12
営業時間:渋谷スクランブルスクエアに準ずる
定休日:渋谷スクランブルスクエアに準ずる
お次にご紹介するのは、岩手県雫石町にある「小岩井農場」の逸品です。小岩井伝統の醗酵バターをふんだんに使用し、農場内の朴(ほお)の木の枠の中でじっくり焼き上げたシンプルなバターケーキ。常温でも冷蔵でも、レンジで温めてもおいしく頂けます。
長尾さん「シンプルなバターの味を純粋に楽しむスイーツとしてはNo.1かもしれません。醗酵バター(※非発酵バターよりもコク深く特有の風味がある)をしっかり感じられる重厚なスポンジ生地がたまりません!」
【商品詳細】
商品名:小岩井農場物語 純良醗酵バターケーキ/小岩井農場
値段:1960円(税込)
オンラインショップURL:https://koiwaishop.jp/
富山県高岡市にある、どら焼きの老舗「中尾清月堂」のスイーツ。進化系どら焼きであり、和菓子好きさんにも必見の逸品です。温め専用のどら焼きで、レンジで加熱すれば、天にも昇るような、じゅんわりした食感のあんバターが味わえます。
長尾さん「食べる前にレンジで温め、ギュッとおさえこんで生地にバターをしみこませて食べるのがおすすめ! 甘くてコクのある餡バターと、バターがしみしみのふわふわどら焼き生地。この組み合わせが最高です」
【商品詳細】
・ホットドラバター/中尾清月堂
・価格:5個詰め合わせセット1,728円、10個詰め合わせセット3,240円(どちらも税込)
・オンラインショップURL:https://hotdorabutter.com/
お次は北海道にある「フェルム ラ・テール美瑛本店」のバターチーズサンドがランクイン。“北のごちそう”の名の通り、北海道産バターやクリームチーズをふんだんに使用した贅沢なバターサンドです。「アカシア蜂蜜とりんご」や「ハスカップとホワイトチョコ」、「ルバーブと木苺」など、フレーバーの種類は個性豊か。
長尾さん「クリーム部分には、バタークリームとクリームチーズが使われていたり、隠し味にオホーツクの塩が使用されていたりと、さっぱりと軽やかな味わいです。いつでも誰でも食べやすいバタースイーツな上に、彩り豊かな見た目も素敵!」
【商品詳細】
・北のごちそう バターチーズサンド/フェルム ラ・テール
・価格:6個入り2,420円、9個入り3,629円(税込)
・オンラインショップURL:https://shop.cake-cake.net/laterre/
第5位は、フランス各地に約60店舗を展開するパリの名店「beillevaire(ベイユヴェール)」のバタークリームサンドケーキ。フランス西部の農村で産み出された発酵バターを使用した生地は、しっとり、どっしりとしていながら香り高く、まさに絶品です。底に敷き詰められたザラメのザクザク食感もクセになる味わい。
長尾さん「生地にもバタークリームにも、フランス生まれの発酵バターがしっかりきいているので、ひとくち口のなかに入れた瞬間から贅沢にバターが香ります!フランスの味が気軽に楽しめるのもいいですね。」
【商品詳細】
・ケーク・グルマン (バタークリーム)/beillevaire
・価格:2,700円(税込)
・オンラインショップURL:https://www.beillevaire.jp/shopping/
佐賀県鳥栖市にあるキュートなパティスリー「アンジェココ」の看板スイーツ。まさにバターなパッケージを開けば、銀色の包み紙でラッピングされたケーキが。スポンジの間には柚子マーマレードを挟んでいるので、ほのかな酸味と香りがアクセントになっています。
長尾さん「北海道日高産のバターをしっかりつかったバタークリームが絶品! 何より、可愛すぎるパッケージに心ときめきますね。食べる前からワクワクが止まらない楽しいスイーツです。」
【商品詳細】
・元祖バターケーキ/アンジェ・ココ
・価格:1,200円(税込)
・オンラインショップURL:https://angecoco.net/
ロングセラー菓子を多数輩出する北海道の和洋菓子・パンの専門店「もりもと」から、「雪鶴」のプレミアム版がランクイン。ふくよかな風味とコクが特徴の「発酵チャーンバター」を使ったバタークリームと、サクッとした口当たりのブッセのマリアージュが最高の逸品。
長尾さん「雪鶴は、ブッセの軽やかな食感とバターのミルキーな味わいがクセになる! 食べた瞬間は濃厚ですが、絶妙に塩気もあってくどくなく、比較的あっさりめなバタースイーツである点もポイントです。」
【商品詳細】
・雪鶴〈ゆきづる〉プレミアム/もりもと
・価格:3,240円(12個入り、税込) ※2022.11月時点
・オンラインショップURL:https://morimoto-shinya.jp/
菓子研究家 いがらしろみ氏プロデュースのカップケーキ&ビスケット専門店「Fairycake Fair」。カップケーキ型のクッキーを使用したキュートなバターサンドは、同店の人気商品。サクサク食感のクッキーとレーズン入りの甘いバタークリームの組み合わせは、紅茶や珈琲と共に頂くカフェタイムにぴったり。
長尾さん「かわいい見た目で、女性人気はNo.1だと思います!バタークリームの中に入っているレーズンは、なんと紅茶漬けのもの。まるでミルクティーを飲んでいるような感覚で味わえます。」
【商品詳細】
・フェアリークリームウィッチ レーズン生バターサンド/Fairycake Fair
・価格:1,900円(税込)
・オンラインショップURL:https://fairycake.jp/
佐賀市川副町にある洋菓子店「シェ・ヤマモト」の、ちょっと大人なバターサンド。酒粕を混ぜ合わせた発酵バターのクリームに、大吟醸も加えて漬け込んだレーズンを合わせた贅沢なスイーツです。甘すぎず、しっかりとお酒の風味が香るので、晩酌のお供にもぴったり。
長尾さん「なめらかな酒粕バタークリームがたまらない一品。夜に食べたい、まさに『酔える』バターサンドです。クリームが柔らかいので、しっかり冷蔵庫で冷やして食べるのがおすすめ!」
【商品詳細】
・大吟醸バターサンド/シェ・ヤマモト
・価格:1,620円(8個入り、税込)
・オンラインショップURL:https://yuzukosyou.com/product/skgs_bts_8/
クラフトバタースイーツ専門店「Butters」。フレッシュなミルク感がありつつコクや深み、ヨーグルトのような爽やかな酸味を持ち合わせた発酵バターを使用したサックサクのサブレサンドです。焦がしバターの「ブール・ノワゼット」を生地に混ぜ込み、より香り高い一品に。
長尾さん「北海道別海町産バターの味わいをしっかりと楽しめるバターサブレ。一口食べると、口のなかいっぱいに芳醇なバターの香りが広がります。つまみやすいので、『もう一枚!』とついつい食べ続けてしまう逸品!」
【商品詳細】
・クラフトバターサブレ/Butters
・価格:3,240円(10枚入り×2箱、税込)
・オンラインショップURL:https://butters-online.shop/
Photo&Writing/Nanako Maeda
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