夕方になるとヒグラシが鳴くようになって、少しずつ秋の訪れを感じる今日この頃。気が付けばお米も刈りどきとなり、食欲の秋はもう間近です。
今回は日本の四季を感じる和菓子の、絶対に外さない手土産を紹介。歴史ある老舗和菓子は味もビジュアルも洗礼されています。敬老の日に合わせて、目上の方や、年配の方に送れば心から喜んでもらえるはずです。
昭和45年創業の「美栗舎(みくりや)」は岐阜県・恵那市の銘菓「栗きんとん」で有名な和菓子屋です。
日本百名山のひとつといわれる恵那山の麓から広がった豊かな食文化。中でも山の恵みをふんだんに味わえる「栗きんとん」はその土地の人にとって特別な存在です。そのため恵那では微妙に異なる味わいから、それぞれ自分好みの行きつけ店を持つ人が多いんだとか。
「美栗舎(みくりや)」では、目利きのプロが現地まで足を運んで厳選した熊本県産の和栗を100%使用した「栗きんとん」が秋の味覚として大人気。素材の味わいを活かすために、お砂糖は最低限に抑えています。
一つ一つ丁寧に作られた巾着型の見た目がかわいらしい一品です。栗を丸々使用しているため、餡には栗の実によってできたモザイク模様が。しっとりとした口当たりで控えめな甘さが広がります。
見た目も味も上品で食べやすいため、贈り物にもぴったり。お茶に添えて送れば、感謝の気持ちがなお一層伝わりそうです。
もうひとつ、秋の味覚で忘れてはならないのが“柿”。干し柿で有名な長野県産の市田柿を使用した「美栗舎(みくりや)」の「柿ぼっくり」は中に自慢の栗きんとんをたっぷり詰めた一品です。
どこか懐かしいビジュアルと、秋の代表格を同時に楽しめる和菓子です。
販売場所:「美栗舎(みくりや)」店舗、公式オンラインショップ
販売期間:9月~3月
値段:「栗きんとん」6個箱…1,490円・10個箱…2,484円・5個箱…3,726円
/「柿ぼっくり」6個箱…2,138円・10個箱…3,207円・15個箱…4,276円
江戸・菓子屋として知られる名店「榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんかん)」は東京・日本橋に本店を構える創業200年の老舗和菓子屋です。
特に金鍔(きんつば)は江戸時代から変わらぬ味と、丸形のルックスが特徴的な和菓子。
「栗金鍔(くりきんつば)」は栗の味わいを最大限に生かすため、白餡に刻み栗を合わせています。トッピングの胡麻にもこだわり、芳ばしさを感じられる金ごまを使用。
素朴ながら、愛されつづける和菓子です。
王道の手土産として知られるどら焼きにも、秋の訪れを感じさせる工夫が施されています。
「日本橋どらやき・栗あん」では、なめらかな餡に刻み栗をいれ、食感をプラス。どら焼き生地には北海道産の小麦を使用しているそうで、食べるとふんわりとした食感です。
片手で食べられるどら焼きは、子供から大人まで一緒に楽しめるお菓子。「敬老の日」に、手土産として選べば3世代そろって家族団らんの時を過ごせそうです。
販売場所:「榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんかん)」取り扱い店舗、公式オンラインショップ
販売期間:無くなり次第終了
値段:「栗金鍔」292円~/「日本橋どらやき・栗あん」238円~
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