埼玉県内のカフェは、スイーツだけでなく都内に負けないほど空間にこだわったお店がたくさんあります。その中で今回紹介するのが「Greenfinger café(グリーンフィンガーカフェ)」です。
東武越生線「一本松駅」から徒歩15分。大通りに面した道を進むと、お城のような外観の建物が見えてきます。その壮大さに圧倒されます。
門をくぐると、四季折々の花や木々たちが色彩豊かに咲いていたりガーデニンググッズが飾られていたりと、ヨーロッパの庭園に来たような気分に。
玄関には、照明やジョウロ、オブジェなどオシャレなガーデニング雑貨で溢れています。さらに奥に進むと今回、オススメしたいカフェスペースがあります。
いたるところにお花や照明が飾られて美しい空間です。店主になぜこのようなお店にしたかを聞くと、ガーデンデザインを手掛けている間に心癒される庭園の中で人や自然と、食事やお茶を通して繋がりたいと思ったのがきっかけだそうです。
お店のメインはガレット料理。きっかけは、お店のオーナーがガーデニング関連の仕事でフランスを訪れた時のこと。初めてガレットを知り、デザートまでガレットというコース料理に興味を持ったことが始まりだったそうです。
しかし、デザートとしてガレッドを食べたときに生地の重量感を感じたそう。そのためお店では、そば粉を使っているのだとか。健康的にも良いといわれるそば粉は、普通の小麦粉と比べて後味がすっきりしています。
「いちごの王様クレープ」は生地が見えないほどの苺の盛り付けが圧巻です。約1パック分の苺を使っているというから驚き。「王様」というメニュー名にふさわしい、まさに王様のクレープ。埼玉の比留間農園という苺農園から仕入れているそうです。
今回盛り付けられている4種類の苺は、あまりん、かおりん、ゆうべに、とちおとめを使用。スライスされたものと、“ゆうべに”と“かおりん”の2種類の苺が3粒のっています。苺それぞれの異なった甘みや酸味を堪能できるのが魅力的です。
半分に切るとクレープの間から生クリームとイチゴがあふれてきます。クレープの周りにクラッシュしたラズベリーやゼリー、エディブルフラワーが添えられて、苺の庭園を見ているような感覚になります。
こだわりのクレープ生地はもちもちとした食感で、苺それぞれの酸味や甘味が口の中で混ざり、よりクレープ全体の美味しさを引き上げてくれています。
そば粉を使うために何度も試作して、昨年ようやく完成したというスコーンにも注目。9年という歳月を費やして出来上がった、店主渾身のスイーツです。今では、フレーバーも増え、24種類ものスコーンが並んでいます。どれにしようか悩んでしまうほどです。たくさんある中で、おすすめの3つのスコーンをご紹介します!
まずカフェが設立してから10周年ということで作られた「アニバーサリースコーン」。手作りカスタードをたっぷり使い、その上にローストしたくるみとほろ苦いキャラメルアイスを生クリームで包んでいます。エディブルフラワーとホワイトチョコが華やかさをアップしています。
次に、中にオレンジピールと果肉、絞ったオレンジ果汁が練り込まれた「オレンジチョコスコーン」。食べると果汁がジュワッと口の中に溢れ、オレンジの酸味とチョコのほろ苦さがより美味しさを引き上げてくれます。
最後は、ホワイトチョコといちごがのった可愛らしい「いちごのホワイトチョコスコーン」。手作りのベリーソースには、ラズベリー、ブラックベリー、ブルーベリー、ストロベリーの4種類が練り込まれていてそれぞれの酸味と生地との相性が抜群で飽きることのないスコーンです。
その他にも様々な種類のスコーンがあるので、色彩豊かな庭園を眺めながらぜひ他のも召し上がってみてください。
About Shop
グリーンフィンガーカフェ
埼玉県鶴ヶ島市上新田4−1
営業時間 4月~6月/ 10:00~18:00
7月~3月/ 11:00~17:00 定休日 月・火曜日
公式インスタグラム @cafe.greenfinger
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マーシー
スイーツダンディ部部長
カフェの店員をしながらカフェやグルメ巡りが趣味の埼玉在住インスタグラマー。埼玉を盛り上げるべく、埼玉のスイーツを幅広くリサーチ。また男性一人でもカフェが行きやすいよう立ち上げた「スイーツダンディ部」では部長をつとめる。Instagramアカウントは@mershi_channel
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