話題性があり、おしゃれなお店が連なる表参道。そんな表参道にある、静岡・牧之原市で130年続く伝統的な茶農園の直営ティーサロン「カネ十農園表参道」。お茶が主役のモンブランが絶品で、なんとモンブランの土台は、お茶のプリンで構成されているんです。そこには茶農園ならではのこだわりが…。今回は、そんな茶農園「カネ十農園表参道」の魅力を紹介します。
1888年創業の「カネ十農園」は、静岡県牧之原市の茶農園。日本一の茶処である牧野原台地に広がる茶畑で、自然の恵みをたっぷり含んだ生茶葉が育ちます。収穫後は、すぐに自社の製茶場で加工。茶農園が一貫生産することで、新鮮で風味豊かな茶葉に仕上げています。
そんな伝統的な茶農園の直営ティーサロンとしてオープンしたのが「カネ十農園表参道」。
『「牧之原の畑を丸ごと味わう」をコンセプトにお茶の可能性を探求し、多くの方に日本茶の魅力を知っていただけるような提案をしていくことがこだわりなので、老若男女問わず人々が行きかい、また、ハイセンスな方が多く来られるこの街で日本茶の魅力を伝えていきたい』そんな想いから表参道に誕生。
・燻製焙じ茶モンブラン 栗焙じ茶付 ¥1,850(税込)
販売期間:9月1日~11月30日
毎年秋になると提供される焙じ茶モンブラン。今年は『香り』をテーマに決め、焙じ茶の香りを最大限まで引き出すために一番焙じ茶パウダーを燻製にした「燻製焙じ茶モンブラン」が登場。
モンブランの土台といえば、メレンゲやジェノワーズが主流ですが、こちらのモンブランの土台は燻製にした一番焙じ茶を使用した“焙じ茶プリン”。あくまでも味わっていただきたいのは焙じ茶そのものなので、その良さをダイレクトに活かせて且つスルッと召し上がっていただける素材としてプリンが選ばれたそうです。
プリンの上に添えられているのは、ラム酒漬け刻み栗とローストヘーゼルナッツ。
栗餡・クリームチーズで作られた“特製焙じ茶餡”でプリンを包みます。
そして“焙じ茶パウダー”をかけ、
渋皮煮の栗を乗せ、
最後に燻製塩をかけて「燻製モンブラン」の完成。
まずなんと言っても、“香り”がたまりません。燻製にすることで一番茶焙じ茶の芳醇な香りが更に深みを増してきます。そして、ローストヘーゼルナッツや燻製塩の塩味が濃厚な焙じ茶餡と相まって大人なスイーツに。茶農園ならではの「モンブラン」でとっても美味しかったです。
「燻製焙じ茶モンブラン」に付いてくる“栗焙じ茶”。一番焙じ茶に、国産の栗と皮をブレンドし、香りを引き立てるために栗の香料をプラス。
焙じ茶のまろやかさと、後味の渋み、そして栗の風味が感じられてスイーツとの相性抜群でした。
お口直しに出てくる「炒り玄米とクルミの味噌和え」。これがまたやみつきになるんです。
今回紹介した、カネ十農園表参道の「燻製焙じ茶モンブラン」。あくまで主役は“お茶”。その良さを最大限に活かしたのが、こちらのお茶を使用したスイーツなのです。みなさんも是非食べてみてくださいね。
About Shop
「カネ十農園表参道」
東京都渋谷区神宮前4丁目1-22(MAP>)
営業時間:11:00~19:00
定休日:月曜日
Takuma
インスタグラマー
都内のパティスリーやホテルのカフェを中心に巡り、その美しい写真と丁寧な文章にファンも続々。パティシエ界や編集長も注目のウフ。スイーツ男子部第一号。
Photo & Writing / Takuma
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