今回紹介するのは、健康意識を持ったパティシエたちが作る、グルテンフリーのお菓子。誰もがお菓子を食べるときに求める“かわいくて、美味しい”はそのままに“ヘルシーさ”をプラス。いま沸々と注目度が上がっている5人の作り手によるスイーツを一気に紹介します。えっ、これがグルテンフリーで食べられるの?!と、驚くお菓子ばかりです。
“ぎゅっと詰まったクッキーがかわいすぎる”とSNSを中心に話題となった『米粉菓子屋Sanji』。開業してたった1年という速さで人気に火が付き、いま様々なイベントに引っ張りだこです。
そんな『米粉菓子屋Sanji』は、豊かな自然が美しい福岡県・朝倉市から全国にこだわりの焼き菓子を配送する店舗を持たないお店です。人気は、なんといっても月替わりで中身が変わるクッキー缶。
『米粉菓子屋Sanji』のクッキー缶の見どころは、コロコロと入れ替わるかわいい主役たちの姿。ぼーっとしている姿がキュン♡とくるコグマや、ココナッツファインで表現したフカフカの毛がキュートなひつじさんなどなど。ふたを開けた瞬間、動植物が動き出しそうなクッキー缶。まるで絵本を開いたときのようなワクワク感を楽しめます。
気になるその中身は、自家製ラズベリージャムを使ったヴィクトリアクッキー、無農薬の米から作る味噌のコクが病みつきになるフロランタン、レモンとエディブルフラワーを使った華やかなクッキー、コーヒーとナッツの芳香な味わいがカフェタイムにぴったりのメレンゲ菓子、有機チョコレートとカカオニブを練り込んだクッキー、スパイス香るココアのクッキー。素材が作られる過程までこだわったクッキーがぎっしりと詰まっています。
そして、本記事の写真に写るのは主役の“にゃんこ王子”。
見て楽しい、食べて嬉しい友達とシェアしたくなるクッキーです。
『月替わりクッキー缶』 3,000円~
About Shop
米粉菓子屋Sanji
公式インスタグラム:@komeko_sanji
月に1度オンラインで販売中
いまでは、焼き菓子の定番となったカヌレも、グルテンフリーで登場しています。お菓子教室の運営や、製菓専門学校の講師など幅広い活動でヴィーガン&グルテンフリースイーツの第一人者として活躍するひらたさんのブランド『Atelier TiDANEFA』。種類の豊富さと味に定評のある東京都・町田市の人気パティスリーです。そんな『Atelier TiDANEFA』が昨年2021年秋、ついにカヌレをグルテンフリー使用に。『カヌレ・ドゥ・ティーダヌファ』のクオリティと美味しさに驚きを隠せません。
グルテンフリーを感じさせない風味と、食感はまるでブーランジェリーに置かれた美味しいカヌレ。小麦の代わりに白たかきび全粒粉を使用しています。
アレルギーや体調の問題でグルテンフリーを選ばざる得ない人も、一緒に楽しんで欲しいと探求し続ける『Atelier TiDANEFA』。カヌレはリベイクすることで、周りのカリカリ感が戻り、なかはもっちりとした食感に。ラム酒はほんのり香る程度でクセがなく、誰でも楽しめる仕上がりです。
『カヌレ・ドゥ・ティーダヌファ 5個入り(ヴィーガン&グルテンフリー)』 2,200円
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Atelier TiDANEFA
東京都町田市成瀬が丘2丁目23−13
営業時間:12:00~18:00
定休日:火、水 研究日:木
オンライン購入可能
東京都立中央図書館や自然豊かな記念公園があり、大人気の白金エリアにある『Maison du CREER(メゾンドクリエ)』。ミシュランスターに輝く3名のトップシェフが作り出す、見た目も味も文句のつけようのないお菓子やデセールが並ぶ名パティスリーです。
中でも注目を浴びているのがこの真っ白なマカロン。
イタリア・ローマの1つ星レストラン『bistrot64(ビストロ64)』能田シェフが手掛けます。
“イタリア伝統菓子とヴィーガンを通して、制限ではなく新しい表現を”という思いから作られる能田シェフのスイーツはどれも、モダンな美しさがあります。
真っ白な『ヴィーガンマカロン』では厳選された素材を使用し、卵を使わずに生地を焼きあげています。しっとりとしたマカロンコックの食感に絡むのは、間に挟まれたガナッシュ。ドモーリ社の力強い風味や奥深い渋み、酸味を併せ持った最高品質のチョコレートを使用しています。
ヴィーガン&グルテンフリーとは思えない出来栄えに感動すら覚える能田シェフの『ヴィーガンマカロン』。どんな味なんだろうという好奇心に任せて、一度は食べたい焼き菓子です。
『ヴィーガンマカロン 6個』 2,808円
フランス菓子をグルテンフリーで楽しみたいのなら、同じく『Maison du CREER(メゾンドクリエ)』でシェフを務める荒井シェフの『米粉のガレットブルトンヌ』がおススメです。
本場でフランス料理の哲学を学び、2000年『レストラン・オマージュ』を浅草に開業。伝統菓子を親しみやすくし、オリジナルのエッセンスを加えたお菓子が魅力となっています。フランスで古くから親しまれているガレットブルトンヌ(円盤型でバターたっぷりの厚焼きサブレ)は、そんな荒井シェフらしいチョイス。こだわったのは、無意識に手を伸ばし、何枚でも食べたくなる軽さだそう。
国産の米粉を使いグルテンフリーに。喜界島のミネラルを豊富に含んだ粗糖と、甘くてまろやかな岩塩を生地に練り込むことで、味わいにコクとうま味をプラス。噛んだときにサクッと音を鳴らして割れる瞬間はとっても軽快。
質の良い素材を使い、その個性を最大限に引き出した焼き菓子は、素朴な見た目ながらも十分な満足感を味わえます。
『米粉のガレットブルトンヌ 15枚』 3,618円
お洒落で大人なスイーツが並ぶなか、ラブリーなCowフェイスのウルウルとした瞳にずきゅんと来てしまう人も多いのでは?
こちらは、東京・白金にある1つ星レストラン『Tirpse(ティルプス)』のシェフを務めた春田シェフのお菓子。この見た目でなんとフィナンシェというギャップがさらに愛おしくかんじます。
お味は、小規模酪農家さんの搾りたて生乳を使った、コクのある後味が特徴。小麦粉の代わりに沖縄産有機青バナナ粉を使用し栄養価の面でも嬉しい焼き菓子です。
しっとりとした食感がたまらず、ついついモ~っと食べたくなってしまう味わい。
ほっこり優しく、大人も子供も楽しめる焼き菓子です。
『フィナンシェ 5個』 2,376円
About Shop
Maison du CREER(メゾンドクリエ)
東京都港区白金台5-3-8 ルクレール白金台1階
営業時間:11:00~18:00
定休日:水曜日
オンライン購入可能
園果わたげ
ウフ。編集スタッフ
ufu.の新米編集者。メンズカルチャー誌でアシスタントを経験後ufu.に転身。 特技は甘いものを食べ続けること。最近は美術館内レストランの限定コラボスイーツにハマっている。
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