東京都は品川区。東急目黒線沿いにある武蔵小山駅。都心部からのアクセスもよく、ファミリー層が多く住むこの街に、本当は教えたくない地元の人たちから愛される「pâtisserie de bon coeur」(パティスリィ ドゥ・ボン・クーフゥ)があります。
シックな内装と、美しいケーキ。装飾が施された、まるでアートのようなパルフェをはじめとする、このお店が持つ独特の世界観に多くのファンがいます。
駅から徒歩3分程度と、アクセスも◎。
建築構造もユニークで、階段を下り、地下1階とではなく「0.5階」とも呼べるような少し低めの店内構造になっている。
ショーケースには、季節で変わるケーキがたくさん。どれも季節のフルーツをふんだんに使い、食べられるお花を飾りつけられたケーキの数々は、まるで宝石のよう。
きらびやかなケーキも注目したい点ですが、今回は毎月変わるデセール(パルフェ)、6月のパルフェを紹介します。
季節のデセールは、その時期に合ったフルーツや食材をテーマに、パルフェという形式で提供されます。
イートインスペースは、現在席でいうと13席程度となっています。単品 1870円ドリンクセット 、2200円。ゆっくりお茶を飲みながら、楽しめる空間がそこに。
今回のパルフェは、6月の季節にぴったりな「さくらんぼ」。山梨県産のさくらんぼは、提携している「宿沢フルーツ農園」のフレッシュで、品質のよいもの。
パルフェのトップを飾るのは、飴細工とピスタチオのプチシューと、ホワイトチョコ。
そして主役となるさくらんぼとアメリカンチェリーがふんだんに。季節のフルーツから、パルフェはスタートします。
今回、取材を受けてくださったのはシェフパティシエールの武さん。パルフェについて、ひとつひとつ丁寧に教えてくださりました。
「パルフェの構造としては、さくらんぼと相性のいいピスタチオ、チョコレートを合わせました。
真ん中はブルーベリーとヨーグルトで仕立てているので、濃厚なチョコレートの層を食べ終わったとに、さっぱり食べられるように考えました。」
「グリオット=フランスのさくらんぼ、そしてアメリカンチェリー、山梨のさくらんぼと、さまざまなさくらんぼが共鳴して、贅沢な設計になっています。真ん中よりちょっと上に入っているレモンジュレ。全体をよりさっぱりさせるよう、計算しています。」
「ザクザクしたクランチ、チョコのアイスが中段に入っていて味の変化をダイレクトに感じられます。主役となるさくらんぼと、相性のいい仕上げにしていますよ」
「季節のパルフェは、今最高に美味しいフルーツを使っています。どれもこだわって選んでいるので、ぜひ当店のデセールを食べに来てくださいね。7月以降のメニューは、ぜひ公式HPやインスタグラムをご確認ください。」
終始笑顔で、丁寧に取材に応じてくださった武シェフ。明るい人柄が、パルフェにもあらわれていて、丹精に作られたパフェは絶品。「本当は教えたくない」お店ですが、気になる方はぜひ。
About Shop
pâtisserie de bon coeur(パティスリィ ドゥ・ボン・クーフゥ)
東京都品川区小山3-11-2-1F(MAP)
営業時間:11:00~20:00(B1 CAFE ラストオーダー19:30)
※コロナウイルスの影響で、営業時間が変更になる場合があります。詳しくは店舗へお問い合わせください。
定休日:なし
Photo&Writing/Cream Taro
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