予約困難なレストラン、知る人ぞ知る名店、大人のバーetc. 今までメディアでも掘り下げてこなかった、大人のための秘密のスイーツをお届けする新連載がスタート。デートにもぴったりな、秘密のスイーツを毎月紹介してくれるナビゲーターは、元東京カレンダーで現在はソーシャルメディアマーケティングをしている、鈴木セイラさん。今回紹介するのは、麻布十番の「BAR CENTIFOLIA」(バー センティフォリア)。バーの常識を覆す、甘くて美しくてうっとりするような、カクテルの世界へ誘います。
緊急事態宣言中ということもあり、今回はノンアルコールカクテルをご紹介します。
麻布十番駅から徒歩5分程度。バーを始め、数多くのレストランがひしめき合い、時計の針が遅い時間を差すころには多くの人たちが集うこの街に花開く「BAR CENTIFOLIA」。扉を一歩開けば、まるで別世界へ。
店の名前「CENTIFOLIA」には、「センティフォリアローズ」の意味が。この港区のお花が、バラとアジサイだったことから“街に根付く店になっていきたい”という想いからこの名をつけられたそう。
オーナー・バーテンダーは日本で一番権威のある「サントリー ザ・カクテルアワード」で優勝をした経験のある駒井優三さん。「男の人が行くという印象が強い“バーのイメージを変えたい”」そんな思いのもと、駒井さんが作り出すカクテルの数々は、魔法を帯びたかのように美しく、女性心をくすぐるものばかり。そんな駒井さんのとっておきの「次世代のカクテル」とは?
「ナイトロジェン」=窒素の意味を持つ、ユニークなカクテルのネーミング。このカクテルは、駒井さんのとっておき。その一部始終を特別に撮影させていただきました。液体窒素を使った演出は、動画を撮影し投稿する人が後を絶たない人気っぷりだそうです。
生のライチ、エルダーフラワーのエッセンス、シトラスを使ったカクテルとなっており、フルーティーに仕上がります。ベースとなるお酒は、ジンであったりラムであったり、お好みでカスタマイズが可能。
中に入れていくのは、クラッシュし香りづけされたアイスです。
まるでパフェのように盛り付けられ、スイーツとの共通点もある、駒井さんの作り出す次世代のカクテル。一つ一つの演出に、意味があります。
グラスの下を氷で覆う、パフォーマンスに見えてカクテルの冷たい温度を保つ駒井さん流の“おもてなし”。
仕上げは季節のお花を添えて、液体窒素で再度演出して完成します。ライチの香りと甘酸っぱさが絶妙なマリアージュ。シャリシャリとした、まるでかき氷やグラニテを食べているかのようなカクテルは、作品に。
仕入れの時期により、フルーツやお花、素材が変わるというのも楽しみの一つ。駒井さんがお客さんの好みに合わせて、季節感を感じさせるもはや“ごちそう”とも呼べるカクテルを仕立て上げてくれます。
駒井さんにお話を伺うと「若い方、バーに来たことがないかにもぜひ来ていただきたいです。カクテルは、お好みでカスタマイズもできるので、ノンアルコールもできます。“バー”=“入りづらい”というイメージを変えていけたらと思っています。俗にいう、インスタ映えもするカクテルとなっていて、どれも本当に美しく、そしてテイストも最高のもの。ぜひカップルでも、お一人でも足を運んでくださいね。」
About Shop
BAR CENTIFOLIA
東京都港区麻布十番1丁目6−5 ラミューズ麻布十番ビル6F(MAP)
定休日:なし
Photo/Masahiro Noguchi Writing/Cream Taro(坂井勇太朗)
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