京都は烏丸御池駅から徒歩11分。住宅街の一角にひっそりと佇むパン屋さん、「kurs(クルス)」。今回は、京都のたくさんあるパン屋さんの中から、特にハード系が絶品なお店をご紹介します!
過去のパン市場調査のサイトによると、京都の’’パンの年間消費量’’・’’パン屋の総数’’は共に、47都道府県でトップ3に入る程、パンが人気な県ようです。
特にパン屋激戦区なのは、京都市内の中心部。マップを見ると一目瞭然ですね!ただまだ旗をつけられていないお店がたくさんありますが、それにしてもすごい数なのが分かります!今回は、京都のたくさんあるパン屋さんの中から、特にハード系が絶品なお店をご紹介します!
京都は烏丸御池駅から徒歩11分。住宅街の一角にひっそりと佇むパン屋さん、「kurs(クルス)」。
クルスさんへは前にも一度行ったことがあり、その時に買った、黒糖のルヴァン生地に栗の甘露煮が入ったハード系のパンがあまりにも美味しくて、、今回はクルスさんのハード系を求めて二度目の訪問です!
因みにその時食べたパンがこちら↓
そして!今回購入した二品はこちら!!
滋賀県の七本棯さんの酒かすをルヴァンに練り込み、ゆずピール、ダークチョコ、黒豆を入れたパン。
‘’ガガガガガガッ’’っとハード系らしさ全開のクラストと、’’むっぎゅっむっちゅっ’’と程良い詰まり具合とみずみずしい質感のクラム。
まずはじめに、ダークチョコのビターな味わいが一気に広がります。
クラスト・クラムの為にもリベイクは必須!
チョコがとろ〜っと僅かにとろけて生地にじゅんわり染みていくこの感覚がたまらんのです!
ビターな味わいを先頭に、追々黒豆の甘味と渋みが押し寄せて、全体的にかなり独特な味わいに。
‘’酒かすが入ってる!’’と、ダイレクトに、感じる訳ではなく、ダークチョコと黒豆、ゆずピールを支えるように、奥深く渋みのある味わいが広がったとき、ああ、これが酒かすの力か!と、納得。
ルヴァンにレーズン、カレンツ、イチジク、クルミ、オレンジピールが練り込まれたハード系パン。
‘’忙しない’’というのは、良い意味です!
SAKEKASUと同様、凄まじくクリスピーなクラストの食感に、クラムもむっちゅりみずみずしい質感。
一口目から感じる酸味はルヴァンそのもの。
噛み進めるごとにフルーツとナッツの食感と酸味、甘味で大忙し!!
感覚的には、何も知らされずポッピングシャワーを口に含んだ時と同じかな。勢い良くパチパチと弾けるキャンディで一瞬忙しくなる、あれ。
それはさておき、生地の香ばしいさ、フルーツ・ナッツの味わいに加え、意外にもインパクト大なのがクラストの香ばしさ!!
深く焼き込まれたであろう、ビター感と香ばしさをここからも感じられるので、購入後すぐに食べられない場合はこちらもリベイク必須!焼き過ぎくらいがちょうど良いです。
例えば、これはフルーツの酸味、これは生地の酸味、これは小麦本来の甘味。などとダイレクトに分かりやすい味わいではなく、少し奇妙な言い方になりますが、クルスさんのハード系は、得体の知れない奥深さがあるなと言うのが個人的な感想。
どれだけ味わっても考えても分からない素材の組み合わせによる奥深さが、私がクルスさんのハード系の虜になった理由のひとつ。
京都の要チェックパン屋さんです、是非!!
About Shop
kurs (クルス)
京都府京都市中京区西大黒町334
営業時間:9:00〜18:00
定休日:月、火、水
パン屋巡りビト
関西の元パン製造者インスタグラマー
パン製造勤務の経験があり、製法にも詳しく“パン好き”の域を超えたインスタグラマー。現在は食べる専門。パン屋の情報量は編集長も太鼓判。(@pan_meguribito )
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