パン部
2022.01.07

ようやく取材OKに♡あんぱんが絶品！パンの激戦区、横浜元町「O to U（オートウー）」は和と洋を合わせたパンが勢ぞろい！

横浜にある元町・中華街といえば、中華街のイメージが強いですがじつはパン屋さん激戦区なんです！　皆さんも馴染み深いであろう食パンが発祥された街でもあるんですよ。数多くのパン屋が幹を連ねている中、今回紹介するのは「O to U（オートウー）」。2019年11月にオープンしたパン屋さんです。朝9時からオープンしているので朝活に最適！　そして何度か足を運び、ようやく取材と記事の執筆がOKがでました！　なかなかメディアでも知ることのできない「O to U」さんの魅力を存分にお届けしていきます。

「表と裏」という意味をもつ「O to U（オートウー）」

元町・中華街駅から歩くこと約2分、階段をのぼった先にお店があります。
一見パン屋さんには見えない、スタイリッシュな外観なので見逃さないように注意。
平日の10時前後に伺いましたが、先客が3組、後ろには4組列ができていて大人気なのが分かります。

店名のO to U（オートウー）は「表と裏」という意味なのだそう。
表と裏とは相反するもの、異なるものを組み合わせるというコンセプトで、パン作りをしていますと話すのは薄井シェフ。

店内に入ると目の前に広がるのは、ほかでは見かけたことがない組み合わせのパンたち。
惣菜系からスイーツ系まで約50種類ほど並びます。

小ぶりで食べやすい大きさだなという印象を受けました。
１つでお腹いっぱいにならず、たくさんの種類が一度に食べられるのは女性にとっては嬉しいですよね！

人気のパンは午前中になくなることも…なくなり次第終了なので、お目当てのものがある場合は早めの時間に訪れるのがおすすめ。

パンは選んで自分で取るスタイル。
トレーが食パン型になっていてかわいいですね。

店内にはイートインスペースがありますが、いまはお休み中。
よく見るとコンクリートと木という空間が広がっていて、ここにも表と裏を感じられました。ドライフラワーが飾られていて細部までおしゃれ！

看板商品など5点購入！

看板商品のあんぱんをはじめ5点購入したので、１つずつ紹介していきます。

おはぎのイメージで作った看板商品の「あんぱん」

あんぱんのたすきをかけた斬新な見た目の「あんぱん」。
斬新なのは、見た目だけでなく味わいもすごいんです。

和のあんこと洋のバターが香るブリオッシュを組み合わせています。
お店のパン作りのテーマを象徴する商品です。
あんこは黒糖で炊いていて、通常よりも20%ほど砂糖を減らすこだわり。
こうすることで、より小豆を感じられるように仕上げているんだとか。

ぎっしりとあんこが詰まっています。いや、どっしりとのっています。
甘さは控えめで黒糖のコクと小豆本来の味を楽しめます。
あんこは食感がのこるようにつぶしすぎていないのがいいですね。
ブリオッシュ生地には湯種が入っているのでモチモチな食感であんことの相性抜群です！

まるでパイのコッペパン！？「クリとレモン」

こちらもたすきがけがかわいい「クリとレモン」。
「クリとレモン」のほかに「マッチャとカシス」と「あんこフランボワーズ」の計3種類あります。3種類並んでいるとデパ地下にあるスイーツにも見えます。

「クリとレモン」はクリのクリームのまろやかな甘さとレモンクリームの酸味を合わせた相反する味を合わせたんだとか。
「いったいどんな味なんだろう…」と口に含むと、味わったことのない組み合わせに頬が緩みました。クリの味がガツンと来たと思ったらすぐにレモンの味がガツンと来て、なのにしっかりとまとまっているんです。
生地はクロワッサン生地をパイのように、低音で生地を潰しながら長時間焼きサクサクの生地になるように仕上げ、コッペパンをイメージしたんだそう。
時間が経ってもサックサクで香ばしく何個でも食べられます！

おやつ感覚で食べられる！「キャラメルナッツ」

小さいながらも主張をしていた「キャラメルナッツ」。
どこから見てもナッツがぎっしりと入っていますね。
アーモンドヌガーをイメージしているそう。

半分にカットするとゴリゴリゴリゴリっと音が鳴り響きます。
ナッツの香ばしさとキャラメルの甘さそして苦味を、鼻と口で香りと味を楽しめるように仕上げたそう。
生地はクロワッサン生地を使用し、外側はサクサク中はしっとりとしています。
クルミは40%入れているそうで、どこから食べてもクルミが入ってきて食感が楽しいです。
甘さは控えめで大人の贅沢おやつにぴったり！

スパイスの香りがたまらない！具沢山「カレーパン」

少し辛口でスパイスを感じる大人な「カレーパン」。
パセリとパン粉を混ぜ合わせたものを生地にまとわせてあり、彩りがいいです。
甘味料は一切加えておらず、野菜、豚肉、スパイスをより感じられるように仕上げたそう。

肉と野菜のうまみがギュっと詰まっていて、ほどよくスパイシー！
ですが、辛さ自体は控えめです。
もっちりしっとりとしてた生地は湯種を使用しているから出せるそう。
噛み応えがあり、小ぶりでもボリュームあります。

○○入りって新しい！「メロンパン」

中でも驚いたのがこの「メロンパン」。一見普通に見えますよね。
じつはドライメロン入りのメロンパンなんです！

普通のメロンパンにメロンが入っていないので入れてみよう！と思い、入れたんだそう。
ドライメロンがジューシーで、噛むとじゅわ～とフルーティーさが足されます。
湯種を使用しもっちりとした食感に、発酵を抑えめにする事でむぎゅっとした生地に仕上げたんだとか。
クッキー生地のところを通常のものより、粉を減らしてしっとりとさせているんだとか。生地からメロン皮まで全体的にしっとりとしていて、今までに味わったことのないメロンパンでした。