絶えず行列ができるパン屋さんとして、パン好きでは知らない人がいないといっても過言ではない京都にある「たまき亭」。焼きたてのおいしいパンを求めて遠方から足を運ぶ方も多いんだそう。そんなたまき亭が東京有楽町に2021年11月30日、看板商品のクニャーネ専門店をオープンしました。早速ご紹介します。
たまき亭は京都宇治市にあります。
京都駅から電車で30分、閑静な住宅地の中にあるにも関わらず、人が絶えない人気ベーカリーです。
良質な材料を使用し、玉木シェフが生地を管理し、焼き上がりまでの全ての行程をチェックしているんだそう。
惣菜パンからスイーツパンまで、約80種類のパンが楽しめます。
有楽町駅から徒歩1分とアクセス良好です。
テイクアウト専門店なので、サッと買えるのが嬉しいですね。
「たま木亭として何か役に立てる事はないか」を考えたときに、コロナ禍で全国から京都へ来店の不便さを考え、東京で出店することを決めたんだそう。”東京でパン好きの皆様に喜んで頂ければと思っております”と話す玉木シェフ。想いが伝わってきます。
有楽町で購入できるのは、たまき亭の看板商品「クニャーネ」と「チョコクニャーネ」のみ。
クニャーネとは、口の中でガラス質の生地が、一瞬で砕け散るような独特な食感が楽しめるパンです。
後味は熟成された発酵の香りと、バターの風味が味わえます。
折り込んでいるバターはフランス産の発酵バターで香り豊かです。
注文を受けてから、生クリームを加えたカスタードをたっぷりと詰めます。
チョコクニャーネはクニャーネにベルギー産チョコをコーティングして、アーモンドスライスをのせたものです。
作っている工程が外側から見えます。
焼き上がったクニャーネがたくさん並んでいます。
注文時、いい香りが充満していて食欲をそそります。
クニャーネとチョコクニャーネを1本ずつ購入。
箱は4本まで入り、無料です。
2本だとクニャーネが動いてしまうので、3~4本の購入をおすすめしていました。
たまき亭本店では個数制限がありますが、有楽町店ではいまのところ制限はありません。
一口食べると、サクサクザクザクを超えて、バリバリ、ガリガリといったような今まで味わったことのない食感に驚きました。
“ガラスのような食感”と玉木シェフは例えているのですが、ぴったりな表現ですね。
パイ生地ではなく、発酵生地を使うことでこの食感が作られるんだそう。
生地の食感が楽しめるようにクリームを後入れしているので、食感が保たれています。
噛めば噛むほどバターの香りがジワジワと広がり、香ばしいです。
中のカスタードクリームはかためで流れ出ることがなく、食べやすいですね。
生クリーム感が強く、なめらかなくちあたりです。
あっさりとしていて重たくなく、あっという間に食べ進んじゃいました。
チョコクニャーネの方は、ベルギー産チョコが舌にのると熱でじゅわ~と溶けだします。ビターで甘すぎず、カスタードクリームとの相性が抜群。
そこにアーモンドスライスのカリカリとした食感と香ばしさが足されて、また違った味わいのクニャーネが楽しめます。
どちらも全体的に甘さが控えめなので最後まで飽きることなく食べられるのが嬉しいですね。
「クニャーネの店」をご紹介しました。
食べ進めば進むほど、今までに味わったことのない食感に夢中になりました。
ありそうでなかった食感に釘付けになるかと思います。
京都の味を東京で楽しめるのは嬉しいですね。
自分へのご褒美スイーツや手土産にいかがでしょうか。
About Shop
クニャーネの店
東京都千代田区有楽町2-8-5
営業時間:10:00〜21:00
定休日:なし
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