はじめの出会いは2019年10月。代官山駅へカフェ巡りしている最中に路地裏で見つけた看板。
そこにはありそうでなかったデニッシュ専門店「Laekker(レカー)」という文字が。「こんなところにパン屋さんが…?」なんて思いながら行ってみると一瞬で虜になり、今では通うほどです。
代官山駅から徒歩約6分ほど歩くと見えてくるのは、レーズンウィッチで有名な「小川軒」。さらに進み2本目の小道を入ると「Laekker」があります。
駅から少し距離があり路地裏に入らないとたどり着かないにもかかわらず、瞬く間に人気店となりました。今では、雑誌やSNSで見ない日はないほどです。
平日の開店時間に行きましたが、先客が1組。私の後ろには3組待っていました。
Instagram、または公式LINEより前日21時までに連絡すれば予約・お取り置きができるので確実に購入したい方はしておくと安心です。
Laekkerは北海道産の小麦粉とバターのみを贅沢に使用し、無添加・国内の農家さんからフルーツを仕入れ、極力国産材料を使用することにこだわっています。
きっかけを聞いてみると“デニッシュが元々好きだったのと専門店にする事で、よりクオリティーを高くできると考えたから”だそうです。
ショーケースに陳列されているデニッシュはまるでスイーツのようで、それもそのはず。オーナーの小出さんは、パン職人になるまではもともとパティシエだったんだそう。アートのようなデニッシュが並ぶのもうなずけます。
人気商品とおすすめ商品を聞くと“ヴァームデニッシュ、惣菜デニッシュ、旬のフルーツデニッシュ…”と笑う小出さん。人柄の良さが伝わります。
ヴァームデニッシュ 410円(税込)
私が行くたびに毎回買っているお店イチオシ商品。
デニッシュ生地を丸く成形し真ん中に空洞を作り、卵と牛乳、有機バニラビーンズを使ったカスタードクリームをたっぷりと詰めます。
注文時に常温のバリバリとした食感のデニッシュにクリームを詰めてくれるのであつひやが楽しめるんです。見た目はシュークリームのように見えますが、食べてみると全く異なることが分かります。
ザクザクを超えてバリバリ食感の生地は噛むたびに小麦の優しい甘さとバターの香りがじゅわ~と広がり、中から溢れ出す香り高く濃厚なカスタードクリームは一度食べるとやみつきです。
苺のデニッシュ 590円(税込)
季節のデニッシュは苺でした。(5月頃までの販売です)
表面にスライスされた苺がのってるだけかと思いきや、カットすると中にも苺とコンフィチュールが詰まっているじゃないですか!!
これは嬉しいサプライズ。フレッシュないちごに果肉たっぷりのコンフィチュールに甘酸っぱさを引き出すカスタードクリームの相性が抜群。
王様トマト 450円(税込)
厚みのあるトマトのスライスがのっていてこれがまたジューシー。プルプルで酸味がなく甘くてトマトが苦手な方でも食べやすそう。
ベシャメルソースがクリーミーかつ濃厚でまるでクリスピーピザを食べているようでした。素材の味を楽しめるようにくどくなくぺろっと食べられる軽さです。
あんバター 420円(税込)
北海道産の小豆を使用した粒餡は粒の食感が良く上品な甘さです。隣には有塩バターのクリームを一気に絞って冷やし固めているんだそう。
空気を含ませたバターと加熱したシロップを注いで作るイタリアンメレンゲを合わせたクリームで口当たりがよくなめらか。あまじょっぱいが楽しめます。
パン屋さんでは珍しいドリンク提供をしています。コーヒーや紅茶以外にほうじ茶があったり、ノンカフェインの提供も。
おいしいデニッシュと一緒にいかがでしょうか。
美味しさを追求する店主さん。
“感想やリクエストもなるべく商品に反映させていきます”と小出さん。買っていく人が喜んでもらえるものを作る志がとても素敵ですね。
日々の彩りとしてちょっとした手土産やご自身のご褒美に楽しんでもらえたらと話していました。
デニッシュが好きな人はもちろん、小出さんに癒されにぜひ足を運んでみてください。
About Shop
Laekker(レカー)
住所:東京都渋谷区代官山町9-7 サンビューハイツ代官山1F(MAP)
営業時間:10:00~18:00(なくなり次第閉店)
定休日:火曜・水曜
公式インスタグラムはこちら
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