パンとスイーツ好きライターの坂本リエです。
パン屋さんでは必ずあんこが使われているものを選ぶのですが、今回私が清澄白河で見つけたのは、まるで大福みたいなあんバターサンド。しかも粒あんとこしあんが選べるってあんこ好きにはたまらない!魅力をご紹介します。
2018年2月東京・清澄白河にオープンした「Boulangerie MAISON NOBU(ブーランジェリーメゾンノブ)」。
地下鉄半蔵門線清澄白河駅から歩くこと7分、スタイリッシュな外観が見えてきました。
都営新宿線森下駅、菊川駅から歩いても7分くらいの場所に位置しています。
この日は雨の日の平日にも関わらず列ができていました。
人気っぷりが伺えます。
オーナーシェフの保要さんは、子供の頃からパンが好きだったサッカー少年。
高校卒業後はサッカー元日本代表選手の専属マネージャー兼トレーニングパートナーとして活躍し、ミラノの街で偶然出会ったパン屋に感銘を受けパン職人を目指したんだとか。
神奈川・葉山の大人気パン屋さん「ブレドール」で修業し、パリ、ブリュッセル、ミュンヘンでパン菓子、チョコレートを学んだ後、アメリカのシリコンバレーでベーカリーカフェを立ち上げ、共同経営者として活躍。今に至るそうです。
店内に入ると、ハード系パンを中心にクロワッサン、フルーツデニッシュ、マフィンなどが並びます。
不動の一番人気を誇るクロワッサンは、フランス産イズニー社の発酵バターを使い、熟成に熟成を重ねて生地を仕込んでから焼き上げるまで丸4日間もかかるんだとか。
口に含むと芳醇なバターの香りがじゅわ~と広がりそのおいしさにファンが後を絶たないそうですよ。
また純生クリームとフランスイズニー社の発酵バターで仕込んだちょっとリッチな食パン「フランス産発酵バター入り角食パン」もはずせません。
生地の発酵や作業進行状況により多少前後しますが主なパンの焼き上がり時間はこちら。
9:00 クロワッサン・デニッシュ・菓子パン・バゲット・惣菜パンなど
9:15頃 ベーコンエピ
9:30頃 チーズクッペ
11:45頃 オリーブ&トマト・ラムレーズン・バゲット
12:00頃 フォカッチャ惣菜パンなど
13:00頃 山型食パン ミルククリームなど
13:15頃 あんバターなど
14:45頃 レーズンウォルナッツなどハード系(土曜限定フリュイ・日曜限定カンパーニュ)
16:00頃 フランス産発酵バター入り角食パン
土日祝日は製造量が多い為、 焼き上がりが15分~30分程遅れる場合があるそう。また、パンの予約・取り置きはできないので注意。
ここで私のおすすめ3つをご紹介します。
1つめは何といっても「あんバター」。
Boulangerie MAISON NOBUでは、つぶあんとこしあん、2つの用意があります。
こしあんのあんバターは珍しいですよね。
パン生地は山型食パンの生地をバゲット風に焼き上げていて、食感が最高!
モチモチむぎゅっと噛み応えあります。
噛めば噛むほど小麦のいい香りとうまみが口いっぱいに広がるんです。
あんこは、近所にある木下製餡所さんに北海道十勝産の小豆を使って特別に作っていただいてるそう。
常に炊きたて出来たてのあんこを使っているとかとても贅沢!
こしあんはしっとりとしていて口あたりなめらか、粒あんは粒感がしっかりと残っていて舌に残る感じも良き。
上にも下にもたっぷり塗るのがMAISON NOBU流!
ぎっしりと詰まっていて溢れ出しそうなあんこを食べるのが至福です。
クリーミーな四つ葉無塩バターの上にフランス産ゲランドの塩をかけることで、あんこの甘さを引き立てています。
2つめは「マフィン」。
お客さまがマフィン!マフィン!マフィン!というほど人気なんだとか。
週末までなかなか残らないそうなので並んでたら買いですよ。
アメリカ時代、どこのお店でマフィンを食べても口の中の水分が奪われ、パサパサ感がとても残念だったことからドリンク無しでも食べられるマフィンを開発して誕生したんだとか。
フレーバーはプレーン・チョコ・季節限定が並びます。
チョコレートは超一流パティシエ達が使用するベルコラーデ社のベルギー産チョコレートを使用。
たっぷり入っていて、どこを食べてもチョコレートが入っているのはうれしい!
卵・バター・牛乳をた~っぷり使い、独自の製法で仕込んだマフィンは驚くほどしっとりふわふわとやわらかくくちどけがいいです。
パサつきまったくなく、マフィンの概念を覆します。
日持ちが長いので手土産にもよろこばれることまちがいなし。
温めておいしいのはもちろん、これからの季節は冷やして食べるのおすすめ。
最後は「ミルククリーム」。
あんバターと同様、山型食パンの生地をバゲット風に焼き上げたパンです。
2種類の北海道産バターをブレンドし、北海道コンデンスミルクと合わせて作ったクリームが入っています。
一見見た目はシンプルですね。
中を見てみると、いい意味で裏切られました。
ミルククリームが端から端までみっちりと入っています。
最初から最後まで同じ味が楽しめるので、”クリームが足りなかった…”と悲しくならないのがうれしい!
ミルククリームはコクがあって濃厚ですが、すっきりとした後味。
食べるとなんだかほっこりと安心するパンでした。
ほかにも魅力的なパンが並んでいます。
ぜひ足を運んでみてください。
About Shop
Boulangerie MAISON NOBU
東京都江東区森下3-14-1
営業時間:9:00~18:00(パン売切次第終了)
定休日:月・火・水(不定休有り)
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