ライターの坂本リエです。パンの世界大会「モンディアル・デュ・パン」で、日本人初の総合優勝を果たした大澤秀一シェフの人気ベーカリー「Comme’N(コム・ン)」の初となる、お菓子ブランド「Comme’N MERINGUE(コム・ン メレンゲ)」が、2023年7月12日(水)に同店舗内にオープンしました。
今回はプレオープンに行ったので、ご紹介します。
九品仏駅を降りてすぐの場所にあります。
スタイリッシュなComme’Nとは裏腹にComme’N MERINGUEはサックスブルーの外観がパリに来たかのような気持ちにさせてくれます。
飾られているこちらのメレンゲもなんと本物!
大澤シェフが自ら配置を考え、詰めていったそうですよ。
大澤シェフご本人にインタビューしました。
Q.なぜメレンゲをメインにしたお菓子ブランドにしたのですか。
「実家がパン屋さんで父がメレンゲを作っていて。そのメレンゲが僕自身好きだったんです。
日本のメレンゲは食べやすい大きさで販売されてますが、パリではこの大きさ(店頭に並んでいるもの)が一般的なんですよ。まるでクッキーのような感覚で食べてほしいです。
また、パン作りで卵黄をよく使うのですが、卵白が余ってしまっていて…。鶏インフルエンザの影響もあり、卵白を使いたいなと思ったんです。
この3つのことがあって、今回オープンすることになりました。」
Q.“いたずら好き”という商品名がとてもユニークですが、どういう想いが込められていますか?
「メレンゲってそのまま食べてもいいのですが、たとえばウッフ・デ・ロワはアイスに混ぜて食べると不思議な感覚になるんですよ。エスピエーグルは、パリではコーヒーに浸して食べるのが一般的だったり。
イタズラ(色々な食べ方を試す)しながら食べてほしいです。」「アレルギーがある方でも食べられるようにグルテンフリーのメレンゲもあります。ぜひ召し上がってみてください。」
ここで、私が選んだ商品をご紹介します。
1つめは「ウッフ・デ・ロワ(卵の王様) 税込324円」。
看板商品のメレンゲを楽しみたい人はこちら。
手のひらほどの大きさがあり、まるでクッキーのよう。
カラフルでとてもかわいらしいです。
ガリッとサクッとした食感なのに、口の中に入れるとしゅわ~と一気に溶けてなくなります。
上記のほかにプレーン、ローズ、いちご、ビスケットがあります。
大澤シェフのおすすめはチョコミント。すっきりとした爽快さでチョコミントが苦手な方でも食べやすいです。
バニラアイスにディップして食べるのがおすすめだそう。
私のおすすめはピスタチオ、風味が後に残りザクザクとした食感がアクセント!
スタッフおすすめは胡椒。ええ、スイーツに胡椒!?なんて思いながら食べてみたらピリッとした辛さがクセになり、やめられない止まらない。これはお酒のつまみにぴったり! どれも軽くてぺろりと食べられました。
ヴィーガンは「レザンファン・デ・ロワ(王様の子供たち) 378円」。
小ぶりで子どもでも食べやすいです。
2つめは「メレンゲフィーヌ(薄いメレンゲ) 540円」。
平たくなっているのでパキっと折りやすく食べやすいです。
たっぷりと入っています。
今回選んだのは「キャラメルナッツ」。数種類のナッツが入っていて香ばしく、ビターなキャラメルの甘さが広がります。
砕いてヨーグルトに入れたらおいしかったですよ。暑い時期にぴったり。
最後は「エスピエーグル(いたずら好き) 648円」。
中でも特におすすめなんだとか。Comme’Nを代表するクロワッサンに、たっぷりのメレンゲがのっています。
クロワッサン部分はラスクになっていてガリっとザクッとした食感。
そこにふわっと溶けるメレンゲが合わさって、さまざまな食感が楽しめます。
一番人気のコーヒー。
大澤シェフから教えてもらったのでコーヒーに浸して食べてみました。
ザクザクのラスク部分に染み込みやわらかくなってまた違った味わいに。
半分はそのまま、半分は浸しても良さそう。
ほかにもプレーン、ストロベリー、抹茶などのフレーバーがあります。
時代のトレンドでもある、ヴィーガンの用意も。さらに色とりどりのメレンゲを5つまとめたギフトボックスもあります。
やや小ぶりのサイズ感なので、何人かでシェアしたり、手土産や自分へのプレゼントにも最適! ぜひ足を運んでみてください。
About Shop
Comme’N MERINGUE
東京都世田谷区奥沢7-18-5 1F
営業時間:7:00 ~ 18:00
定休日:年中無休
注目記事