パッケージもかわいく、お取り寄せできる和菓子を紹介します。どれもギフトや差し入れ、そして個包装なので、配りやすいものを選びました。今回は、和歌山の老舗の和菓子屋「菓匠 二宮」のお菓子です。
まず最初にご紹介するのは、レトロなデザインでありながらモダンなカラーリングとデザインの「南方熊楠っまんじゅう」(8個入り)。
知の巨匠、田辺のヒーロー南方熊楠(みなみかたくまぐず)さんが好物だったというあんパンにちなんだおまんじゅう。南方熊楠さんは、生物学者として粘菌の研究で有名な昭和の学者さん。
箱の包装紙も、こんなかわいい熊のパッケージに。
地元のヒーローをコンセプトに「熊楠さんが発見した新種の粘菌を当てよう!」と誕生しました。マッチ箱に見立てた包みの中のおまんじゅうには、6種の焼き印がそれぞれ刻印されています。
その中に一つだけ、熊楠さんが自宅の柿の木で発見した“ミナカテラ・ロンギフィラ”の刻印があります。
外れた場合は、熊が「くすっ」と笑っている刻印という、面白い設計。写真はそんな、クセのあるかわいい熊。熊楠さんが自宅の柿の木で発見した“ミナカテラ・ロンギフィラ”の刻印は、ぜひ購入して探してみてくださいね。
凝ったパッケージ内には、南方熊楠さん日誌のようなものも。細部までデザインが凝った商品となっています。
好物だったという「あんぱん」を再現したこちら、生地は普通のおまんじゅうというよりも、ふっくらしたパンのような食感。中には、小豆こしあんと白あんを合わせた千鳥あんとなっています。甘さも控えめで食べやすく、いくつでもいけてしまいます。
続いて紹介するのは、こちらもおまんじゅうながら「闘鶏相撲」ができる面白い設計のお菓子。鬪雞神社が2016年、世界遺産に追加登録されたこともあり、誕生し、プレミア和歌山に認定されました。
お菓子の発案とデザインを手がけたのは、イラストレーターの大神慶子さん。有名なフェアトレードチョコレート、People Treeのパッケージイラストで有名です。かわいらしいデザインに、ほっこりしてしまいますね。中身もこんな感じに。
やさしいおまんじゅうの中は、白が柚子餡と赤が梅餡となっています。どちらもほんのり香りがついていて、柑橘の香りと梅の香りが後味をさっぱりとさせてくれます。
おまんじゅうの魅力もさることながら、このお菓子の面白いところは箱にあります。
パッケージにはこんな表記が。「ニワトリ付き」。
箱から切り外して、ニワトリが約4羽! みんな顔の表情がちょっと違うのが面白い点です。トントンとして、どちらが勝つかお子さんがいる方もカップルでも懐かしい遊びで楽しめるこちら。お菓子という枠を超えて楽しいこちらのお菓子。お取り寄せで購入することもできるので、手土産はもちろん、差し入れにもぴったりです。。
About Shop
菓匠 二宮
和歌山県田辺市下屋敷町27(MAP)
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日、月1回火曜日
公式HP
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