クリーム太朗
ウフ。編集長
編集責任者。ショートケーキ研究家として、日本全国のケーキを食べ比べる。自身でも、ケーキやチョコレートの製造・販売を目指すべく、知識だけではなく実技も鍛錬中
日本酒といえば、思いつく山田錦。特産地で有名な三木市にある酒造「稲見酒造株式会社」とパティシエがコラボして生まれた「日本酒ガトーショコラ」。
このプロジェクトの企画を立ち上げたWEBマーケター徳沢さん(写真左)と「KAKERI」パティシエの魚住さんが中心になり、準備段階からSNSで発信し、クラウドファンディングサイトMakuake(マクアケ)で支援者が続々。
この春ようやく販売が実現しました。
重厚な箱に入ったガトーショコラ。
封を開けた瞬間に香る、超濃厚な日本酒の香り。もちろんカカオの香りもしますが、今回日本酒の香りが飛ばないように、何度も焼き直した、というこだわりの逸品。
なるほど、たしかに日本酒の香りが鼻をいい意味で襲う。
使っているお酒は、ヨーロッパでも銅メダルをとった「純米大吟醸の熟成酒」。熟成させたからこそ、香りが濃く、風味も豊か。日本酒本来の甘い香りも食欲をそそる。この香りを引き立てるためにも、使用する食材にもこだわり、あくまで主役は「日本酒」で唯一無二の表現をしている。
最近流行している、「グルテンフリー」のガトーショコラ。ナイフを入れると、すっと入り、ガトーショコラの中でも水分量が多く感じる。生クリームの量も他のガトーショコラに比べて低く感じ、それよりも大事にされている「日本酒」感。水分量が多いのも、この日本酒をふんだんに使っているからと推察される。絶妙なバランス感で、フォークで切って食べるとたしかにガトーショコラ。
日本酒の香りがダイレクトにくるが、チョコレートのビター感と甘さもバランスよく、さすがパティシエさんの手が入っている。
日本酒×チョコレートのだいご味は、時間とともに変化する風味。1日目はフレッシュで水水しく、3日目は日本酒がかなりすみこんで、より濃厚な香りに変化。そしてチョコレートのコクも、増したように思え時間の変化とともに楽しめそう。
三木市のふるさと納税にも選らばれ、これからが楽しみなブランド。日本酒好きはぜひ。購入はこちらのサイトからできます。
Photo&Writing/Cream Taro
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