《コチラの記事もチェック》
マツコの知らない世界」で紹介されたショートケーキをまとめて公開!【坂井編集長お墨付き】
クリーム太朗
ウフ。編集長
編集責任者。ショートケーキ研究家として、日本全国のケーキを食べ比べる。自身でも、ケーキやチョコレートの製造・販売を目指すべく、知識だけではなく実技も鍛錬中
ショートケーキ連載も京都編に突入。
今回紹介したいショートケーキは、以前京都の旅行中に出会い、あまりにもおいしくて感動した京都市中京区東洞院通三条にある、いちごのお菓子専門店「メゾン・ド・フルージュ」。
京都でも、唯一無二のいちごの専門店で、そのこだわりっぷりは群を抜いている。「メゾン・ド・フルージュ」で食べたショートケーキはもちろん、農家さんとの関りやそのこだわりについてもお届けする。
今では人気店舗となったこのお店。誕生のきっかけは、おいしいいちごとその栽培する農家さんとの出会い。どうしても美味さの理由が知りたくて、農家さんを訪ね、おいしいいちごを作るための行程を見て、感じ、そのおいしさを引き出す農家さんの努力やパッションに感動し、「本当においしい苺を広めるためのお店を作ろう。」が始まりだったそう。
そんな「メゾン・ド・フルージュ」さんの店内は、いちごの商品であふれている。焼き菓子から、マカロン、数々のガトーまで。とくに連日予約で完売してしまう、この「苺のミルフィーユ」(778円)は人気商品。ズラリと並ぶこれらのいちごスイーツは、その商品に合わせて品種も違うというこだわりっぷり。これから紹介するショートケーキには、生クリームに合ういちごを使うなど「いちご」主体で、どうおいしく届けるかに徹底的なこだわりを感じる。
大きなショートケーキの上にのっかる、真ん丸大きないちご。この存在感あふれるいちごは、このお店のこだわりでもある自家農園のオリジナル品種である「あんルージュ」。このショートケーキを語るうえでは、絶対外せない特徴である。
この「あんルージュ」。大きさは後ろから見ても一目瞭然、とっても大きい。手間暇かけて作られ、口に運べば芳醇な甘みが広がり、とってもジューシー。酸味も少なく、甘さが際立つこのいちごは、ショートケーキの食べた後の余韻に、「いちごの甘み」を残してくれる。
「いちごを楽しんでほしい」そんな思いから、いちごのスライスが4層にもなっったこの構成。ショートケーキとはいえ、「あくまでいちごが主役」というスタンスを崩さないよう、クリームの甘さや生地のボリュームも絶妙なバランスを取っている。
「食べても食べてもいちご」そんな思いをお店のスタッフさんが語ってくれたように、いちごの世界を堪能できる逸品。
中のいちごも「あんルージュ」。そして1年に1度、プリンセスショートケーキというバージョンになる。四季なり苺の品種「サマープリンセス」という苺を使ったショートケーキは、この苺にしか出せないショートケーキの味わいが楽しめる。毎年、この苺がピークに美味しくなる10月中旬から11月中旬ぐらいの
1ヶ月間だけに味わえる特別ショートケーキである。
最後に、気づいた点としてこのスポンジ生地をよ~く見るといちご色になっている点。店舗の方に話を聞くと、自家製のいちごピューレを塗っているそう。全体通して、いちごの香りを際立たせてくれる、素晴らしいこだわりっぷりに感動。ミルフィーユが人気かもしれないが、いちごの良さを感じるならこのショートケーキは、京都に訪れた際は絶対食べたい逸品。
About Shop
「maison de frouge メゾン・ド・フルージュ」
〒604-8135
京都府京都市中京区三文字町201 (MAP)
営業時間:11:00~17:00
定休日:月曜日
Photo&Writing/Cream Taro
注目記事