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今回は、群馬県桐生市の観光スポット、重伝建建造物保存地区の一角にある古民家カフェを紹介します。残暑におすすめのひんやり和スイーツが楽しめますよ♡
場所は本町二丁目。桐生の重伝建地区のシンボル的存在である有鄰館(旧矢野蔵群)のお隣にお店があります。
駐車場は桐生歴史文化資料館前に。スペースも多いので車で来ても安心です。
家屋だけでなく、お庭も昔ながらの日本庭園のようで素敵です。
2019年に食事処としてオープンした「近江屋喜兵衛」。元々は日本最大の撚糸工場だった日本絹撚株式会社の創業者であり、初代桐生市長の前原一治氏の邸宅だったそう。頑丈で重鎮な作りを活かし現在の趣ある食事処となりました。
1700年代初頭から同名で商いをしていた「矢野園」という会社が現在も経営しています。
300年以上もの歴史をもつ建物。随所に情緒あふれる雰囲気を残しています。
店内だけでなくテラス席も用意されているため、中庭の風景を身近に感じながら食事を楽しむこともできます。
店内に入る時は、玄関で靴を脱いで中に入ります。
古民家を改装した店内は、まるでタイムスリップしたかのよう。田舎に戻ってきたような懐かしさがあり、とてもくつろげます。
歴史ある和の空間では、甘味だけではなく、季節感あふれる料理も提供。ランチはもちろん、家族や友人、知人との夕食会などにもピッタリの場所です。
伝統的な和室の型を活かし、床は畳に。床の間には掛け軸がかけられています。
席は、お座敷ではなくテーブルと椅子が用意されているため、年齢問わずくつろぐことができます。畳から香るい草の香りと落ち着いた雰囲気にいつまでも居座ってしまいそう。席からの眺めも素敵です。
ところで、冒頭にでてきた「矢野園」は1928年から茶葉の卸を行う銘茶部門を設立。
現在は静岡県を中心に信頼出来る茶農家、製茶工場と提携し、安心でおいしい茶葉を販売しています。そんなお茶にこだわりを持ったお店だけあり、メニューは抹茶を使ったスイーツが多数。
「お茶屋の抹茶パフェ」は抹茶アイス、白玉、栗、わらび餅、生クリーム、粒あんなどが入っていて、和風パフェの模範のような1品。そして味はもちろん美味!
北海道あずきと自家製抹茶寒天を使用し、優美な味わいです。
彩りも綺麗で、抹茶アイスはほのかに苦味を感じる大人の味。不純物の入っていない純粋な抹茶を使用していることが伺えます。白玉やわらび餅と一緒に食べるともちもちとした食感がプラスされて食べ応えがあります。
トップには栗が丸ごとのっていてとっても贅沢です。甘さ控えめの粒あんが抹茶のコクをバランスよく引き立たせます。
一緒にいただいたコーヒーも美味しく、「お茶屋の抹茶パフェ」の甘さと相性抜群です。
新作の「黒蜜きなこのかき氷」も甘さ控えめな大人の味わい。お好みで黒蜜をかけて食べられます。ひんやりフワフワとしたかき氷と名コンビの黒蜜きなこ。風情溢れる味わいに大満足です。
「近江屋喜兵衛」のかき氷は9月末頃まで食べられます。
うち蔵には「矢野園」の300年を振り返ることができる歴史展「ギャラリー喜兵衛」が併設されています。こちらは入場料無料。珍しい骨董品や、実際に使われていた仕事用具、歴史的資料などが展示されていて、ちょっとした時間に見学しても楽しいと思います。
展示先の蔵に向かう途中も素敵でした。
レトロで良い雰囲気。ワクワクしますね。
お食事はラストオーダー14時まで、甘味は15時半までです。
夜は完全予約制。ゆっくりと、確実に過ごしたいなら土日は昼の部でも予約がおすすめです。
ゆっくりとした時間の流れる古民家カフェでの素敵な時間、最高でした!
ぜひみなさんも行ってみてください。
About Shop
近江屋喜兵衛
群馬県桐生市本町2丁目8−27
営業時間:11:30~21:00 ※昼:~14時(LO)、甘味は15時半(LO)
定休日:月曜日
電話番号:0277-44-0038
ぐるねこ群馬
インスタグラマー
群馬をかけめぐる、スイーツ女子! gunma_gurunekoでインスタグラマーとして活躍。群馬を代表して、カフェからパン屋、パティスリーまで毎月のお題に合わせて”行きたくなる”お店をたくさん紹介してくれます。
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