高級なものから、老舗、庶民に親しまれるものまで、一流の「食」が集う銀座。
そんな銀座で、百貨店のフロアの約半分という広さながらも、「ここにしかない」品や店を揃え、存在感を示しているGINZA SIX。
2022年4月20日に5周年を迎えるにあたり、5周年限定メニューの発表会が開催されました。
スイーツライターとして、数十種類をしっかりと実食し、スイーツラヴァーにもおすすめのスイーツをまとめてご紹介します!多くのメニューが5月初旬まで。まだ間に合うので是非味わってみて!
2022年4月20日、開業5周年を迎えるGINZA SIX。
高感度、高品質な商品・プロモーション・ライフスタイルが集まり、体感できるスポットとして人気を博してきました。
コロナ禍の影響を受けた、2021年も過去最高収益を記録。
5周年に際しては、スイーツやお料理の特別メニューだけでなく、屋上音楽ライブ、オリジナルポッドキャスト番組のローンチ、能公演など力の入ったコンテンツが盛りだくさん。
「ここにしかない」ものを実現するため、各地のこだわりのシェフやブランドが「GINZA SIX」とともに新規業態へチャレンジするなど、決して小手先だけではない力の入った食が充実するGINZA SIX。
メニュー発表会も、各ブランドのオーナーやシェフが集まり、力作が披露されました。
テイクアウト等、20種類以上を実食し、スイーツ好きのために絞った特におすすめのメニューをご紹介します。
インパクトあるヴィジュアルの「おむすびケーキ」やコスメのような「sign.」「かきごおらん」など数々の印象的なスイーツをプロデュースすする、スイーツプロデューサーのTSUBASA氏によるB2階「T`s GALLERY」の限定スイーツ。
数あるスイーツのレシピの中でも、その組み立て方や、各パーツの硬さ、仕上がりにより大きな違いの出る「ショートケーキ」を新解釈した「モダンショート(¥1,500 〜2022/5/8まで)」はまず抑えたい一品。
パフェのように、できたてで提供されるスタイルで、甘さは控えめで雲のような軽いクリームと苺の酸味、一般的なショートケーキよりこぶりでスポンジの量が控えめなバランスが印象的でした。 食事後に立ち寄っても良さそう!
フランス語の哲学用語から来ているというブランド名「Singnifiant Singnifie + plus」(B2階)。
「医食同源」「唯一無二」そんなコンセプトを掲げる、低温長時間発酵のパイオニアとまで言われる志賀勝栄シェフのブランドです。
発酵を緻密にコントロールする滋賀シェフが手がける、
イタリアのクリスマスシーズンに見かける伝統発酵菓子「ミニパネトーネ3個セット(¥2,600 〜5月下旬まで)」は、驚きの繊細さ。
なんと90時間もの長時間熟成を実施、発酵時に発生する香りを残すため、この長時間熟成を必要としたのだそう。
糖を分解するスピードを、可能な限り遅くコントロール。
何層にも重なる複雑な香りを堪能できます。季節限定のブルーベリー&マンゴー、アプリコット&ライチ、プレーンをセット。
ミニだと、本来の大振りなサイズよりは長期保管が効かないそうですが、
「試してみたい!」という方やお持たせにはオススメのサイズ感です。
ビーカーに入ったスタイルであまりにも有名なプリン、B2階「マーロウ」。
GINZA SIX5周年に際して、驚くほど香り高いプリン「ロイヤルミルクティープリン(¥918 〜5/8 2000個限定)」を実現。
北欧のセーデルブレンドの茶葉を使用。
花のような上品な香りが飲み込んだ後、鼻から抜けていきます。
卵のコクや味わいはしっかりと感じるのに、甘さが控えめでお茶の風味がよく、気がつくと食べ終えてしまっていました。
「ロイヤルミルクティー味」のスイーツはよく出会いますが、全く異なる香り、素材の良さのしっかり出ている味わいには脱帽でした。
完全予約制レストラン「KUGENUMA SHIMIZU」から誕生したスイーツ店。
和と洋の融合したこだわりのスイーツを展開する同店の5周年限定パッケージには、「ご縁のある全ての方に幸福が訪れますように」という思いのこもった縁起物のデザインを詰めた「TOKYOもなか(6個入り¥1,296 〜5/8まで)」
パリッパリの歯触りのよい最中に、直前で餡を詰めていただくスタイルで、餡の甘さも程よく、実は湿った最中が苦手な筆者がぺろっと平らげてしまうほど美味でした。
蔭山楼(B2階)は、なんとフカヒレ料理をカウンタースタイルでいただく、GINZA SIXにしかないスタイルのお店(自由が丘本店はフカヒレとラーメンのお店)
一流のお店で修行されたのち、ラーメンに本気で打ち込んだ蔭山シェフだからこそ突き詰めたパイタンスープ。
5周年限定メニュー「フカヒレのお刺身と春野菜のサラダ(¥1,760)」をいただきましたが、
プルップルのフカヒレに繊細なパイタンスープが染み込んで非常に美味。
また、その取り合わせは従来の高級中華の中のフカヒレとは全く異なり、シェフが気温や湿度まで気を配って作る、繊細な美味しさでした。
この蔭山楼GINZA SIZ店、かつての銀座の美食文化の象徴的なお店でもある「銀座マキシム・ド・パリ」元総料理長が腕をふるう「杏仁豆腐」も実は絶品。
5周年メニューとは異なりますが、是非味わってほしい逸品です。
今回キウイ・トマト・マスカルポーネチーズからなる「杏仁豆腐 キウイフルーツ&マスカルポーネ(¥780)」をいただきましたが、キウイ特有の酸味はマスカルポーネのムースが穏やかに合わさって程よく、トマトを砂糖とミントでマリネしたトッピングがフルーティで爽やか。
杏仁の香りともバランスが良く、かなり印象に残る一品でした。
ほかにもストロベリー・ごま&小倉ほか印象的なフレーバーもあるので、
ぜひフカヒレのお料理の後に楽しみたいですね!
食べられる無農薬エディブルフラワーの薔薇を閉じ込めた、曇りのない純氷、
10種類以上の薔薇の香りを抽出し、ダージリンティー、マスカットのような香りを持つエルダーフラワー、リレブラン、を合わせウォッカで仕上げた清々しい1杯。
13階「MIXOLOGY SALON」の「Rose Sent(¥1,870※テーブルチャージ別、薔薇氷入りは~4/30まで)」
薔薇の中でもグリーンノートを含む薔薇を使っているため、最初香りの良い青茶系のお茶かと思ったほど清々しさと華やかさがある香りです。
アルコール度数は5%ほどでなんとも程よいので、お料理、スイーツの後にぜひ立ち寄って味わってほしい1杯です。
スイーツマニアにGINZA SIXというと、前記の銀座マキシムドパリのミルフィーユがTHE GRAND(13階)で受け継がれていたり、老舗中の老舗が新たなチャレンジをしていたりと、元来の銀座の文化を尊重しつつ、新たな発信も多いスポット。
実は1度行っただけでは、味わいきれないほどで、今回もご紹介しきれなかったけれどココだけのスイーツや、新店もまだまだあります。
ぜひ連休で混み合う前に、5周年記念メニューを堪能してみて!
About Shop
GINZA SIX @ GINZA SIX
東京都中央区銀座6丁目10-1
T`s GALLERY ・Singnifiant Singnifie + plus ・マーロウ ・KUGENUMA SHIMIZU ・蔭山楼 B2F MIXOLOGY SALON ・THE GRAND 13階
営業時間:公式HPにてご確認ください
azuma(蒼蓮)
チョコレートと日本酒のライター
チョコレートが好きすぎて、仏ショコラティエブランディングにも携わっていた、チョコレートエキスパート・日本酒唎酒師資格他を持つスイーツ系ママライター。
伊勢丹新宿公式サポーターイセタニスタ他(@azuma0326)
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