181cmの高身長で、笑った時にできるえくぼがキュートな俳優、小南光司さん。『あんさんぶるスターズ! オン・ステージ』や『KING OF PRISM』、『炎炎ノ消防隊』といった人気の舞台で活躍中の彼は、パンケーキやケーキが大好きなスイーツ男子!
大好きなスイーツや仕事について、全4回のショート連載形式でお届けします。
スイーツについては次回以降のおたのしみにして、初回となる今回はモデル兼俳優として活躍する小南さんに、仕事の魅力や想い出に残っている作品、休日の過ごし方についてうかがいました。
──モデルとして芸能活動をスタートされて、今は、俳優として、舞台をはじめ、映画やドラマなどにも出演されていますが、俳優の仕事を通して学んだのはどんなことですか?
小南さん(以下、小南) どの仕事もそうだと思うのですが、“人との繋がり”が特に大切な仕事だなと思います。
たとえば、初めて会う人だとしても、親友だったり、恋人だったり、兄弟だったり、深い関係にならなければいけない場合があります。
作品は個人プレーではできないし、お芝居は他人から受け取って、自分からまた他人へ…と繋げて成り立つ仕事。
僕はすごく人見知りで、内にこもりがちな人間ですが、もっと自分を開放的にして、相手を知ること、他人に興味を持つこと、周りと空気感を共有することが大事だなって。
──では、この仕事の一番の魅力は?
小南 俳優は、小南光司として生きているだけだったら経験できないことがたくさんあります。役を通していろんな人生を歩めることが魅力ですね。
──これまで出演された作品を振り返って、最も想い出に残っている作品、役柄を教えていただけますか?
小南 舞台『DECADANCE』-太陽の子-(2020年1~2月に上演)です。ファンタジー要素のある少年たちの冒険物語で、僕は、4人いるメインのキャラクターのひとり、“パサド”という道化師の役でした。
物語の舞台となる王国には1000年に一度魔女が生まれ、国を崩壊させる言葉を持って生まれてくると言われているんです。実は、4人はその魔女と関係があるのですが、大人になるにつれて4人はバラバラになるけど、何かに導かれるように再び集まり、物語がある結末を迎える…という話です。僕、この物語がすごく好きなんです。
──塩野瑛久さんと共演された作品ですね。公演時間が3時間ほどあったかと思いますが、ものすごい熱量の舞台でした。
小南 登場人物全員がみんな、誰かのために全力で生きているんです。脚本と演出の西田大輔さんはご一緒する前から、面白くて、天才だというのは聞いていたんですけど、実際は思っている以上で、音楽や照明も素晴らしく、演出の仕方も斬新というか衝撃でした。
大まかな動きだけ言われるだけで、細かいところは役者に委ねてくれるんです。西田さんに魔法をかけていただいたおかげで、ファンの方からも「すごく良かった」と言っていただきました。殺陣は経験がなかったので苦労しましたが、パサドとして全力で生きて、役者としていろいろ学べた作品でした。作品と役を通して、他人を良く見せるためのお芝居とは、という点でも学びが多かったです。西田さんの作品には絶対にまた出たいし、出ている役者さんを見ると嫉妬しちゃいますね(笑)。
──それでは、プライベートについてお聞きします。最高に幸せな休日の過ごし方は?
小南 元々掃除も趣味みたいな感じなんですけど、最近、掃除に加えて、やることが“いっこ”増えたんですよ。「モルック」(※1)です!フィンランドの投てき競技で、1~12までの番号が書いてある12本の木の棒を、3.5メートル先に並べて木の棒を投げて倒す。ボウリングみたいな競技ですね。
──どうしてモルックにハマったのですか?
小南 一見簡単そうですけど、やってみたらなかなか当たらないし、数字を計算しながら倒すので意外と難しいんですよ。昨日も、先輩であり、アジア大会のアンバサダーでもある植田圭輔くんから仕事終わりに、「今何してる?モルックしようよ」と連絡があって、「やります!」って。モルックは、うえちゃん(植田圭輔さん)と共演した舞台(2021年1月上演)がきっかけなんですけど、僕たち家が近いので、昨日は公園で3~4時間ぐらいやりました(笑)。
──それだけハマっていると試合にも出たくなりますよね(笑)。
小南 僕……アジア大会に出るんです!(※3)ホントですよ(笑)。練習用に自分でもモルックを買いました。事務所に、「この日(大会の日)、僕にください!」「何するの?」「モルックの大会に出ます!」「え、プライベートで?」「はい、プライベートです!」みたいな(笑)。モルックを知ったのと同時期に、“デュエル・マスターズ(※2)”も覚えたんです。これは、役者仲間の立石俊樹の影響ですね。カードを揃えるのにちょっとお金がかかるから続けられないなぁと思ったけど、彼と一緒にカードを買いに行って、結局、デッキをひとつ作っちゃいました(笑)。
(※1)モルック…12本の木製のピン(スキットル)を木の棒(モルック)を投げて倒すスポーツ。スキットルが2本以上倒れたら、その本数が得点に、1本なら書いてある数字が得点となり、50点を先取りしたチームが勝ち。
(※2)デュエル・マスターズ(デュエマ)は40枚のカードを使って対戦するトレーディングカードゲーム。カード40枚でひとまとめにしたものを“デッキ”と呼ぶ。
(※3)コロナにより大会の延期が決定
次回、いよいよ小南くん×スイーツ! 更新は4月5日予定。「5」のつく日に、あと3回。ラストには妄想デート動画も。お楽しみに!
小南 光司さん
Koji kominami
モデル・俳優
94年12月12日生まれ、26歳、神奈川県出身。モデル業と並行しながら、2015年より俳優活動をスタート。『あんさんぶるスターズ! オン・ステージ』シリーズの朔間零役、舞台『KING OF PRISM』シリーズの神浜コウジ役をはじめ、『PERSONA5 the Stage』、『炎炎ノ消防隊』など、数々の2.5次元作品舞台で活躍。3月27日放送のCSオリジナルドラマ『絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男』(テレ朝チャンネル1 にて、21:00~)に出演。
Photo/Junko Kaisato Hair&Make/RYO(ROI) Writing/Noriko Sato
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