伊勢丹新宿や東急フードショーにも出店し、今勢いのある銀座の人気店「パティスリーカメリア銀座」。ufu.でも連載中の遠藤泰介シェフによる、年末年始にもぜひ真似したい、極上のレシピを大公開!
スーパーで買える材料で、遠藤シェフが誰でもおうちで簡単にできるやり方を伝授してくれます。作り方のコツやポイントもシェフならでは♪ どれも簡単で、家にあるものでも「こんなに美味しいものが作れるんだ」と驚くほど美味しいので、試してみてくださいね。第一弾は、トレンドのバスクチーズケーキをはちみつ風味で♪
「バスクチーズミエル」(15cm)2台分
・クリームチーズ 450g
・グラニュー糖 45g
・卵 4個
・卵黄 卵2個分
・脂肪分47% 生クリーム 260g
・はちみつ 140g
・コーンスターチ 14g
遠藤シェフより
「お店でも販売しているバスクチーズケーキを、はちみつを加えてコクのあるレシピにしました。どれも混ぜて、材料を加えて混ぜての繰り返しなのでとても簡単にできるんです」
まずは、クリームチーズ→グラニュー糖→はちみつ→全卵、卵黄の順番で混ぜて生地を作っていきます。ここでポイントは、素材の硬さがそれぞれ違うので一気に混ぜるのではなく、“一つずつ順を追って混ぜていく”ことが大切です。
クリームチーズを常温に戻して、混ぜていきます。
その後にグラニュー糖を加えて、また混ぜていきます。ここからまたポイントです。
クリームチーズがやわらかくなり、ヘラにねっとりとするこのぐらいが頃合い。この状態になったら、はちみつを入れて混ぜていきます。はちみつを入れることで、バスクチーズケーキの表面がこんがり仕上がるんだそう。
ここから泡立て器にチェンジ。全卵、卵黄を入れて泡立て器で混ぜます。様々な硬さの食材を、そろえていくように少しずつ混ぜることでなめらかな食感でケーキが仕上がります。
生クリームを投入します。生クリームが47%の脂肪分がいい理由を伺うと「ミルキーなコクが出ることと、チーズケーキはミルキーな方が好きなので、この生クリームを使用しています」とのこと。
続いて、ふるいにかけていくのはコーンスターチ。なぜコーンスターチを使うかというと。
「あんまりバスクチーズケーキってコーンスターチは使わないと思います。どちらかというと薄力粉を使うケースがほとんどだと思いますが、薄力粉を使うとケーキが重たくなるんです。コーンスターチにすれば、食感が軽くなるのでおすすめです」
だまにならないように、ゆっくりと混ぜていきます。ふるいにかけないと、だまになりやすくなるので、かならず使ってください。
全体に行き渡るように、中央から混ぜていくのがコツ。そして写真ぐらいになめらかになったら生地の完成です。
最後は、オーブンで焼き上げるだけ。予熱したオーブンに生地を入れていきます。240℃で、約12分が目安で焼いていきます。
オーブンによって焼き具合や塩梅が異なるので、必ず目視しながら。目安は表面の焼け具合でしっかり焼けているか確認しましょう。これで完成です。
所要時間なんと焼き上がりを待っても30分程度! 家でも簡単に作れる遠藤シェフ流のバスクチーズケーキ。ぜひ家でも作ってみてくださいね。
遠藤泰介
Taisuke Endo
シェフパティシエ
・ピエールエルメ イクスピアリ シェフパティシエ
・UIPCG世界ジュニア製菓技術者コンクール準優勝
・ザ・ペニンシュラ東京 ショコラ担当職人
・クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー 飴細工部門 日本代表決勝出場
・パティスリーカメリア 銀座店 現シェフパティシエ (2018年~)
【TV出演】
マツコの知らない世界、「おびゴハン!」、「内村のツボる動画」など多数
Photo/Sachi Kataoka Writing/Cream Taro
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